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2005年07月08日
北朝鮮を見に行ってきたよ!
週末、北朝鮮を見に行くことにしました。
なんでそんなことを思い立ったかというと、W杯の予選で、アウェイ北朝鮮戦の頃には大連に来ているはずだったので、ぜひとも観戦に行かなくてはと思っていたら、第3国開催になって、北朝鮮に行く機会を失ってしまったからでした。そこで、今回は対岸からでも北朝鮮を見てみようと思い、小旅行に出かけることにしました。
金曜日の夕方、仕事を早々に切り上げ、バスで大連駅へ向かいます。
かえる君、かなりワクワクしてます。
夕暮れの大連駅です。出発は19:56なので、駅でラーメンを食べて、飲み物などを買い込んでからホームに向かいました。そのラーメン屋が悲惨な味で、化学調味料で舌がしびれる味でした。(二度といきません)
毎度お馴染みのかえる君と電車の写真。
オレンジ色の照明がなんだか郷愁を誘います。
今回は、寝台列車に乗りました。
硬臥という2等寝台です。3段式のベッドが向かい合わせで並んでいます。
カーテンの仕切りなどは何もありません。プライベート完全無視のつくりです。
実はクーラーもありません。隣のコンパートメントは窓が壊れて開かなくて、暑そうでした。中国の鉄道は、軟臥(1等寝台)、硬臥(2等寝台)、軟座(1等座席)、硬座(2等座席)の4クラスに分かれていて、硬座は90度の背もたれとクッションのほとんど無い座席で、1時間でお尻が痛くなります。
土曜日の朝6:25に丹東駅に到着しました。
外は雨が降っていて、アイヤーって感じでした。
かえる君、ちょっと眠そうです。
なにわともあれ、北朝鮮です。
適当なホテルにチェックインして、鴨緑江に向かいました。
鴨緑江は中国と北朝鮮を隔てている河です。
旅行代理店がたくさんあって北朝鮮ツアーの看板がたくさん出ていました。
僕も行ってみたかったんですが、日本人は不可とのことでした。
以前、紛れ込んでいった人が発覚して大使館巻き込んでの大騒ぎになったそうです。
ホテルから徒歩10分ほどで鴨緑江に到着しました。
いやがうえにも気持ちが高ぶります。
アイヤー、河の上は霧がかかっていて向こう側が見えません。
そこで、後ろに見えている遊覧船で向こう側に近づいて見ることにしました。
だいぶ近づいてきたのですが、やっぱり霧がかかっていてよく見えません。
お、船が見えてきました。煙突のところにたしかに北朝鮮の国旗がかかれています。
よく見ると、人が二人いて、網で魚を取っていました。
船から下りてグッズの買い物(近日うp予定)などをして時間をつぶすことにしました。
お昼ごはんは鴨緑江ビールとピョンヤン式冷麺です。
なかなかおいしかったです。(これで日本円で約300円)
外に出てみると、だいぶ霧が晴れてきたので、鴨緑江断橋に向かいました。
鴨緑江断橋とは、中国と北朝鮮の間にかかる橋だったのですが、朝鮮戦争のときにアメリカの爆撃で途中で折れてしまった橋のことです。
鴨緑江断橋です。
折れてる手前のところまでいくことができました。
なお、隣の橋はちゃんと繋がった橋で、列車やトラックが時間を決めて往復してます。
橋が途中でなくなってます。橋げただけは残っているんですね。
ちょっと見難いんですが、向こう側には小さな観覧車がありました。
あらー、アメリカの爆撃のあとがそのまま残されてます。
近くには爆弾も置いてありました。(もう爆発しないと思うけど)
その後、錦江山という公園に行きました。
小高い丘になっていて、北朝鮮が望めるとのことで、かなりの上り坂を登って行きました。
公園の入り口です。後ろにそびえる丘に登ります。
あいにく、天気が悪く、あまりよく見えませんでした。
ただし、中国側のほうが町が開けているのだけは確かです。
この日(土曜日)はあとはグッズを買って、晩御飯を食べました。
晩御飯は石焼ピビンパを食べたんですけど、お姉さんのかき混ぜる技に見とれていたら、写真を撮るのを忘れてしまいました。
暗くなってから対岸を観に行ったのですが、真っ暗で何も見えませんでした。
次の日(日曜日)、虎山長城へ行ってみることにしました。
虎山長城は万里の長城の一部で、東の端になります。
丹東の町からバスで約1時間くらいです。
立派な入り口がそびえていて、なかなかかっこいいです。
上を見ると、かなりの高さのところまで続いていて、登るのに一苦労です
かえる君、ちょっとお疲れ気味です。
でも万里の長城って感じでかっこいいです。
下に下りると、小川が流れていました。
向こうはのどかな田園風景です。
なにやら看板が立っています。
意訳
「警告
この辺は国境地帯なので、みんな法律守ってきちんと行動するように。
勝手に国境を出入りしてはいけせん。
向こう側の人とみだりにお話しちゃいけません。
物とかをなげあったりしちゃいけません。
写真とっちゃいけません」
看板の横に立っていたおじさんに聞いてみました。
かえる君「ここ中国」(足元の地面を指差しながら)
おじさん「そう」
かえる君「あっちは?」(小川の向こうを指して)
おじさん「朝鮮」(当然でしょみたいな顔をして)
アイヤー、向こう側は北朝鮮だったんですね。
その名も「一歩跨」本当に1歩跨げば北朝鮮。
おじさん、すまして記念撮影です。
こんなの写真とるなって言うほうが無理ですよね。
かえる君も呆れ顔です。
この後、バスで大連に帰ってきました。
5時間バスに乗ってたらお尻が痛くなりましたが、北朝鮮を見れたことと、グッズをたくさん買えたことで大満足のかえる君でした。
投稿者 しん : 2005年07月08日 22:32 | [ カテゴリ : 中国 ]
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コメント
まぎれてマンギョンボンゴーで帰ってくればヨカタのに。
かえる君ももう「マンセーな人」の仲間入りですね(汗
投稿者 700系 : 2005年07月11日 11:17
マンギョンボンゴーは見当たりませんでした。
なんか「マンセーな人達」の船は動きそうも無かったです。(古くて)
投稿者 かえる(大連) : 2005年07月12日 17:28