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2005年11月04日

会津駒ケ岳

先週の鍋割山がかなり楽しかったので、調子に乗ってまた山に行ってしまいました。

思い立ったら即実行!
鍋割山の帰りに思いついて、家に帰って「日本百名山を登る・上」を引っ張り出してきて場所を確認。
月曜日に改めて電車とバスの時間を調べて、民宿の予約をして、休暇申請して、地図を買いました。
あまりに急だったのと平日なので、友達を誘うこともできず、単独行となりました。
もう初冠雪した、という情報だったので、ほとんど冬山並みの荷物。
家で水なし・お弁当なしで荷物量ったら8.5kgあったんですけど(゚o゚;)

【初日】
朝8時ごろ、自宅を出発。休日なので、いつもの電車は比較的空いていた。
北千住で東武線に乗り換え。何、この行列…。
素直に浅草から乗ればよかったと後悔。日光とか鬼怒川温泉とか、今が最盛期だもんなぁ。
それでも途中から座れました。鬼怒川温泉の辺りからもうずっと、車窓の景色が素晴らしい。
電車はずっと栃木県を通っていくんですが、駅が「○○温泉」「△△湯元」「○×公園」…と行楽地ばかり。ちょうど前日見たテレビ番組で栃木が「日本一影が薄い県」とか言われてたんだけど、いやいや、いいとこいっぱいあるなーと感心してしまいました。

12:21 会津高原駅到着。
12:30 会津バスで桧枝岐へ。
このバスもまた、素晴らしい景色の中を通っていきます。15人くらいの乗客が都度「あぁ…」「はぁ…」と感嘆の声をあげます。もう本当に言葉にできない美しさでした。
14時ごろ、駒ケ岳登山口に到着。今日は下で泊まるだけですが、駒ケ岳登山口からすぐの宿にしたので。

民宿すぎのや
「民宿すぎのや」さん。WEBで見てフィーリングで決めたんですが、なんと駒の小屋の管理人さんの家でやってる民宿でした。

とりあえず荷物を置いて、村内を散策。平家の落人伝説の村だけあって、なんとも可愛らしい落ち着いた村でした。
メインストリート(ていうか、それしかまともな道がない)沿いにお地蔵さんが並んでいたり、伝統的な造りの蔵が建っていたり、歌舞伎の舞台とかあったりするんですが、それより驚いたのは、お墓がたくさんたくさん立ち並んでいたことです。後で聞いたら、とくに墓地というのはなくて、みんな道端にあるらしい。しかも、苗字が3つしかなくて、確かに墓石に書いてあるのも3種類しかありませんでした。
歌舞伎舞台のそばに顔ハメがあったんですが、取り外し可能なハメる用の顔がついてるのは初めて見た。
こんな顔ハメなら、一人旅でも寂しくないかも?
登山口入り口付近 早大山岳部遭難の碑 美人の湯伝説の万里姫像。美人になれるかしら 六地蔵 路傍の桂。由緒正しい桂の木だそうです 橋場のばんば。縁切り・縁結びの神様でいっぱいハサミが納められてます 顔ハメ 桧枝岐歌舞伎の舞台

桧枝岐村の一番奥にある中土合公園へ。村全体を見渡せる展望台があるというので登ってみました。
中土合公園 展望台より桧枝岐村を見下ろす。天気がよければ…

登ってる途中で、そういえば天皇杯が終わってる時間だと思い出し、携帯でチェック。先制されたみたいだけど、一応勝って、まあ何より。
もともと怪しい天気でしたが、展望台に登ったところでかなり本降りになってしまったので、写真だけ撮って引き返し、「燧の湯」へ。結構新しい施設らしく、なかなか綺麗でした。
尾瀬大納言

宿に戻って一休みして、夕食。
いただきまーす
地元で取れた山椒魚の唐揚げや桧枝岐名物の「つめっこ」という蕎麦のすいとんなど、桧枝岐ならではの料理を堪能。
最後に桧枝岐で作った新そばをいただきました。お腹いっぱいだー
つめっこ 山椒魚の唐揚げ

【2日目】
5:30 起床。というか、その前に目が覚めてしまった。気合入ってマス!!
5:45 朝食。これまたかなりのボリューム。こんなに食べて、歩けるかな?
6:10 宿を出発。民宿の車で林道終点の登山口まで送ってもらいました。
運転してくれたのは、ナント駒の小屋の管理人のお兄さんでした。

6:25 滝沢登山口を出発。
階段を登ってすぐに急登にとりかかります。この道が素晴らしい!!!
辺り一面に楓やブナが色づいて紅葉のアーチの中、ブナの枯葉の絨毯の上を歩いていきます。
本当は結構キツイ登りのはずなんだけど、景色に見とれて写真撮りまくってたらあっという間でした。

一番気に入ってるのは、この写真!すでに家のPCの壁紙に(^^;)
でも本当はもっと素晴らしかったんですよー

7:30 水場到着。ここまでコースタイム1:30のところ、休憩差し引いてちょうど1:00くらい。結構いいペース?
水場は3分下るとあったけど、そんなに遠くありませんでした。岩から水が染み出ていました。
冷たくて美味しい〜!

森林限界を過ぎて見晴らしがよくなったら、上のほうはガスってました。全然何も見えないので、とりあえず休憩もそこそこに山頂へ急ぎます。
水場を過ぎてしばらくいくと木道 池塘

8:55 会津駒ケ岳山頂到着。全く何も見えん…しかも、風が冷たくて寒い!
何も見えません 一等三角点
かなりハイペースで着たので、ついでに中門岳まで足を伸ばそうと思いましたが、どうせ何も見えないし、天気も怪しいのでオトナの判断で中止。
嘘です。中門岳に向かって歩きだしたところで、濡れた木道でマンガみたいにスッテンコロリン転んだので、行く気が失せて引き返しました。

駒の小屋に戻って、寒いし、せっかくバーナー持ってきたので、コーヒーを入れて一息。
駒の小屋でコーヒータイム
あわよくば休憩してる間に晴れないかな〜と思ったけど、むしろますます視界が悪くなる一方。
しかもどんどん身体が冷えていくので、すごすごと下山することに。

9:45 駒の小屋出発。
10:55 滝沢登山口到着。往復休憩入れて4時間半、正味4時間弱。
宿で用意してもらったお弁当、食べる前に下りてきちゃった…。
ただいま!無事下山!!

帰りはダラダラ林道歩き。この林道の周りもいい具合に色づいて、大満足で下山しました。

下山したら風呂だ!今日は登山口から近い方の「駒の湯」へ。
こちらもなかなか綺麗で、露天風呂からの眺めもよくて気持ちよかったです〜。

お風呂を出てから、バスを待ちながら缶ビール。あー帰りたくないなぁ。
用意してもらったお弁当は、特大のおにぎり2つにおかず。でももう登る訳じゃないからこんなに食べきれないよ…。
一人でマッタリ。 た・食べきれない…

15:10のバスで帰ろうと思っていたけど、全然予定より早かったので、1本前の13:10のバスで帰りました。
帰りに乗ったバスが、かなりずっと貸切状態で、しかも偶然にも行きのバスと同じ運転手さんでした。
バスの中で、今年は紅葉が10日〜2週間くらい遅れてるので今見ごろだけど、例年ならとっくに終わってる(ラッキー♪)とか、尾瀬でもこちらの会津側の方が紅葉は綺麗で、これでも今年の紅葉はよくないと言われてる(え、十分すぎるくらい綺麗なんですけど…)とか、いろいろ話を聞きながら帰ってきました。
南会津の秋を満喫できて、充実した山行でした。

投稿者 あっこ : 2005年11月04日 23:59 | [ カテゴリ : 日記 ]

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