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2006年02月06日

ハルピンの氷祭りに行ってきたよ

かえるくん風のタイトルにしてみましたヽ(゚∀゚)ノ

せっかくの春節休暇なので、かえるくんの提案でハルピンに行くことにしました。
ハルピンは、気温がマイナス30度にもなる極寒の地です。
か「大連を寒いと思ってるかもしれないけど、ハルピンから帰ったら大連が暖かく感じるよ」
パ「大連でも十分寒いよ」
大連駅。大連も寒いよー

移動手段は、もちろん電車です。ハルピンまで夜行で約9時間半です。
ハルピン行き 暗くて全然写らないー

中国人は、春節(と国慶節)にはみんな旅行したり実家に帰ったりするので、国中が民族大移動という感じで、列車が大混雑します。
今回、軟臥(ソフト寝台)を取りたかったのに、即日完売で硬臥(ハード寝台)しか取れませんでした。
か「ベッド硬いけど大丈夫?」
パ「ウチのベッドと大差ないね」
か「・・・」
硬臥

列車が動き出してチケットチェックを受けたら、ナント22時半前に何の前触れも無く消灯。
もちろん読書灯のようなものはないので、素直に就寝。普通にぐっすり寝れました。

翌朝、目が覚めると、外は・・・
窓も凍ってます

寒そう!!

窓も凍ってます。
ここはシベリアだ、と言われても信じてしまいそうでした(夏のシベリアしか知りませんが)

何はともあれ、ハルピン到着。
駅前には、ホテルやタクシーの客引きがいっぱいいました。
ハルピンは今が観光シーズンなのです(多分)
着いたよー ハルピン駅

早速ホテルにチェックインし(朝の6時からチェックインできるらしい)、一眠りしてから街中を散歩に行きました。
ハルピンの繁華街といえば、”中央大街”またの名を”キタイスカヤ”という通りです(ここくらいしかない)
氷祭り会場じゃなくても、街中のいたるところに氷でできたオブジェがいっぱいありました。
キタイスカヤだよ すでに氷祭り状態。

ハルピンは、”キタイスカヤ”の名前からも分かるように、ロシアの影響を強く受けた街です。
ガイドブックに載っていたロシアレストラン”華梅”で昼食を食べることにしました。
中に入ると、地元の家族連れと思われる人でごった返していました。
ここは老舗だそうですが、内装はヘンにケバケバしくサービスも普通に中国の食堂っぽく、かつての面影を懐かしむ〜的な感じではありませんでした(笑)
しかし、ボルシチ、壷焼きビーフシチュー、名前のよく分からないチキンの巻いて衣をつけて揚げたもの、パンなど、料理はどれもおいしかったです。
ビールも頼んで、2人で90元くらい。余談ですが、ハルピンビールはうまいです。都市別ビール消費量で、ハルピン世界3位なんだそうです。
店を出ると、入口の横に人が群がっていたので覗いてみたら、アイスを売っていたのでした。
モスクワっ子は冬でもアイスを食べる、というのを思い出し、買ってみましたが、せっかく温まったカラダが再び冷え切ってしまいました(´д`;)
ロシア料理まいうー 寒いときこそアイス、は間違いです

”氷祭り”と言われているものは市内にいくつかあるらしく、松花江を渡って対岸の太陽島に行って見ることにしました。
まずは中央大街のつきあたりにある「スターリン広場」へ。
おぉ、この氷の建物は何だ!

登ってみないと気がすまない

これは、なんと滑り台でした。
10元払って、滑車を貸してもらって滑り降ります(滑り降りるのは写真の反対側)
かなりスピードが出て、ちょっと怖かったです。

滑り台の後、どうやって行こうかと思案する間もなく、馬車の客引きに声を掛けられました。
1人20元で馬車で太陽島まで連れて行ってくれる、というのです。
しかし乗り込んで40元渡すと、別のおばさん(これも客引き)が乗り込んできて、1人120元であちこちをぐるっと見て回れるツアーを強引に進めてきました。
それは話が違うし、そんなものに行きたくもないので、すぐに出発しないんだったらやめるから40元返せ!と怒ったら、しぶしぶ諦めて出発してくれました。
観光地は、こういうところが気が抜けません。
実際は別の馬車に乗せられました

川の途中で馬車が急に止まり、今度は何だ!?と疑心暗鬼に陥っていたら、せっかくだから写真でも撮れ、とのこと。
だだっぴろい川の真ん中で写真撮りました。
案の定、馬車を引いてた兄ちゃんがチップを要求してきたのですが、面倒なのと実際に労働してる人だし、と思い、10元渡しました。
松花江の真ん中です。めっちゃ寒い!

帰りの足は、太陽島と対岸を結ぶロープウェイをアテにしていたら、4時半で終了するというので別の手段を考えることにしました。
かきいれ時なんだから、もうちょっと営業したっていいのにー。

太陽島の雪祭り会場に到着。
”氷”祭りだと思っていたら、”雪”だったらしい。相変わらず下調べをろくにしない私。
夏季シーズンの入場料は10元くらいなのに、雪祭り中は80元!!高っ!
でも、これを見に来たので仕方ない。
太陽島雪博会

中に入ると、雪像がたくさんありすぎて、全部は写真に撮りきれないくらいでした。
こんな感じとか かえるくんとか

もう少し暗くならないとライトアップも始まらないので、今度はしんちゃんが滑り台に挑戦してみました。
こっちは、たしか5元か10元だったかな?こっちも結構スリリングだったらしい。
浮き輪が浮いてます

ここは、雪祭り会場内ですが、凍りついた川の上をそのまま利用しているのです。
ライトアップが始まるまで寒くてカラダが持たないので、会場内の売店でお茶を飲んで時間つぶし。
もっと売店がいっぱいあればいいのに、しょぼくて(不潔ではないけど)あまり綺麗とは言いがたいモンゴル式パオ型の売店でお茶しました。確か、30元くらい。
ライトアップが始まったら、隣で時間潰してた若者もいそいそと出かけていったので、やはりみんなこれを待っていたらしい。

太陽島の目玉は、多分この日本風の城(どこの城だよ・・・)とモスクワのクレムリン。
城好き&クレムリンにも行った者としては、どっちもモデルと微妙に違う感じですが、綺麗でした。
札幌の雪祭りには行ったことないけど、こんな感じなのかしら?
日本の城風 クレムリン風

とても綺麗なのですが、夜になって日が落ちるとマジで寒いっ(><)
しかも地面は実は氷(川)だし、15分が限界。
帰りは、対岸まで歩いて渡れる橋がかかっていたので、それで普通に歩いて帰りました。
この橋は繁華街である中央大街から少し離れているので、橋を降りたところでタクシーに乗ることにしました。もう100メートルだって歩きたくありません。
実はこのタクシーがぼったくりで、8元か10元で行けるところを最初30元とふっかけられ、無理やりメーターで行かせたのだけど、すんごい遠回りさせらてしまった。

夕食は、中央大街の飲茶レストランで。とくにネタ写真撮るほどのものでもなかったけど、普通においしかったです。

長くなったので、続きはまた次回。

投稿者 あっこ : 2006年02月06日 17:00 | [ カテゴリ : 中国 ]

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