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2006年02月07日

ハルピンの氷祭りに行ってきたよ・その2

昨日の続きです。

ガイドブックに載っているハルピンの名所・旧跡といえば、
・第七三一部隊の遺址
・ソフィスカヤ寺院
が双璧(?)のようなので、2日目はそこに行ってみることにしました。

第七三一部隊の遺址というのは、日本軍特殊部隊の第七三一部隊が細菌兵器の開発を行い、約3,0000人もの中国人やロシア人を人体実験のために虐殺した罪状を一般公開しているところです(ガイドブックの受け売り)
市街地からかなり離れているようなので、タクシー代も結構かかるだろうと思い、バスで行きました。1人2元。

私たちは、朝寝坊のため(寒くて出かけるのをためらっていた。苦笑)現地に到着したのは、11時40分ごろ。
しかし、なんとこの施設は午前中は11時半まで、午後は13時から再開する、とのこと。

なんてこった!

それが分かっていたら、ちゃんと早めにホテルを出たのに・・・(ガイドブックには昼休憩なんて書いてなかったんだよー)
しかし、この史跡の周りには1時間半も時間を潰せるような場所は無く、諦めて外から手を合わせ、ごめんなさいだけして帰りました。
侵華日軍七三一部隊遺址 侵華日軍七三一部隊遺址

昼食は再び中央大街へ戻り、昨日とは別のロシア料理店「露西亜珈琲西餐」に行ってみました。
こちらは、老舗というわけではないようですが、とても雰囲気のあるこじんまりとしたかわいらしいレストランです。
今日はボルシチ、壷焼きビーフシチュー、ピロシキ、カレーを注文。別にボルシチと壷焼きビーフシチューしかないって訳じゃないですよ。
しかし、壷焼きビーフシチューとカレーはすぐに来たのに、あと2品がいつまで経っても来ない。
そしたら先の2品を食べ終わっていい加減時間が経ったところで、ピロシキがなくなった、と言われました。
最初に言ってくれればいいのに。しかもボルシチは完全に忘れられてました。
これでちょっと印象が悪くなりましたが、料理はとてもおいしかったです。カレーがとくに絶品!ビール2本と合わせて、たしか130元くらい。
露西亜珈琲西餐 ロシア料理っていうかカレーまいうー。

腹ごしらえも済み、体も温まったところでソフィスカヤ寺院へ。今日はアイスはやめましたよ、えぇ。
ソフィスカヤ寺院は、もともとロシア正教の教会でしたが、現在はロシア正教の絵画やハルピン市内の建築物の写真などが展示されています。入場料20元。
ハルピンに遊びに行った人がオススメしてたのでちょっと期待していたんだけど、あまりにそのまま残されてて、傷んだ壁の修復くらいしてもいいのに、と思ってしまった。
ソフィスカヤ寺院外観 内部の様子

今日は昨日とは別の兆麟公園という会場に行こうと思っていたのですが、まだライトアップ開始には早すぎる。
どっかで時間潰さないとな〜、とぶらぶら歩いていたら、即席のスケート場を見つけました。即席といってもおそらく冬の間ずっと営業してると思いますが。
時間無制限でスケート靴を貸してくれるようなので(10元)、スケートに挑戦!
ハッキリ言って、私たち2人かなりドシロウトです。
しかし、むしろ室内のちゃんとしたツルツルのスケート場じゃなかったので、全然転ばずに何周もぐるぐるしちゃいました。結構楽しい♪
気がついたら小一時間ほどもスケートを楽しみ、思った以上に体がポカポカと温まって一石二鳥(時間潰せた&体が温まった)
パンダスケート中

体が温まったところで、あらためて兆麟公園へ。
チケット売り場についたのは16時半ごろ。大ショックなことに、16時前に入場すれば20元、16時以降は40元とのこと!
うー、それを知っていれば…。いや、あまり長時間は耐えられないからな…。
兆麟公園・氷灯遊園会

中に入ると、こちらは”氷”祭りなので、私がイメージしてたものでした。
しかし、かなりいろいろ作ったらしく、太陽島の雪像と同様、雑多にいろいろありすぎて、写真には収め切れませんでした(笑)
ライトアップ前の氷像 ホンモノの魚が氷の中に!

やはり耐えられる時間に限界があるので、全体をざっと見て一旦売店へ。
ここでも20元か30元くらいでお茶を注文してライトアップを待ちます。
しかし、店内のはずなのに寒い。地面から冷気が上がってくるし、暖房も全然効いてないし。
氷祭り(雪祭り)会場では、売店をアテにしてはいけないみたいです。

あ、ちなみにカラダも寒さに耐えられる限界がありますが、デジカメにもあるみたい。
あまりに寒すぎて、1日目は途中で起動しなくなるという事態に陥ってしまった!(電池切れ、しかし実際は充電バッチリ)
それで2日目はデジカメ用のカイロを装備し、つねに電池部分を暖めるようにして乗り切りました。

ライトアップも始まり、再び外へ。ここからは時間との勝負だ!
そして、そこには先ほどまでとは全然違う怪しげな幻想的な光景が広がっていたのでした。
すぐ後ろのビルが…札幌の時計台と同じがっかり具合。笑 どこの遊郭だよ、みたいな?
一応、パリの凱旋門らしい ここが氷祭り発祥の地だそう”源”と書いてある

外から見るだけの建物だけでなく、迷路やらアスレチックコースやら体育場(というか卓球台)やら、体験系のものもありました。
卓球は誰もしてませんでしたが。
アスレチックコース。急な階段もあり、結構スリリング 卓球台より、奥の猫の顔みたいのが笑える

派手系氷像に飽きた私たちは、ちょっといたずらしてみたり(笑)
うーん、分かるかなぁ。フロンターレマフラーでウルトラ巻き かえるくん、楽しそう?

その他、国際氷像コンテストもやっていて、結構盛りだくさん。
しかし、やはりもう限界(><)
無理!
耐え切れなくなった私たちは、そそくさと会場を後にし、タクシーに乗り込みました。
タクシーの運転手に、別の氷祭りの方がもっとすごいよ、と誘われましたが、どうせどれもケバケバしくライトアップした氷じゃーん、と思い即座に断ってしまいました。

夕食は一旦ホテルに戻って手足を温めてから食べに行こう、と思いとりあえずホテルへ。
しかし、私たちが泊まっていたのは駅前の四つ星ホテルだったのですが、ホテル内のレストランではなぜか断られ(未だに意味が分からない!!)、
駅周辺を歩き回ったんだけど、実はこの辺りにはマトモな食事できるところが全然無いらしく(清潔とは言いがたい砂鍋やなどは多少あったが)、
結局、ハルピンまで来てケンタッキーのテイクアウトをホテルで食べるというオチなのでした。
マジありえーん。

オチはさらに続き、ヘタレで翌日は飛行機で帰ったのですが(料金は、電車のハード寝台の3倍!!)
帰った日から大寒波が来ていたらしく、大連でも日中の気温が−13度くらいという、
「大連も全然寒いじゃん!」
と、あらためてストールをぐるぐる巻きにして家路に着いたのでした。orz

投稿者 あっこ : 2006年02月07日 16:39 | [ カテゴリ : 中国 ]

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コメント

別件スマソ。どうよ?久しぶりの夫婦揃っての生活は(笑)で・・・開幕は来るよね(爆。シンガポールガム(昆布ガム)買っておくからサー!!

投稿者 にーろく。 : 2006年02月13日 00:30

早稲田の勝利が見れない香具師は負組。

投稿者 まつ26 : 2006年02月13日 01:47

>にーろく。さん
開幕ですかー。
えー、現在家族会議中です。
ゴニョゴニョ

>まつ26さん
見に行ったんすか?好ゲームだったみたいですね。
ま、私の中ではサントリーが負けたと同時に今シーズン終了してるんで・・・。

投稿者 パンダ : 2006年02月13日 19:45