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2006年04月23日

中超を観に瀋陽に行ってきたよ!

気がつけば、ACLガンバ戦もすぐそこ、と言う訳で、その前の中超を見に行くことにしました。
一つ前の試合はホームで平日開催だったのですが、なんと試合開始が14:30!
観にくるなと言っているようなものです。

なので、アウェイながら最も近い(電車orバスで4時間)と思われる瀋陽金徳戦を見に行くことにしました。
試合は日曜の午後ですが、土曜の午後からのんびり行くことにします。

毎度おなじみ、大連駅。 切符売り場は長蛇の列
あいかわらずの、大連駅前の写真です。今日は天気がいいので、かえる君も嬉しそうです。
駅に着くと、いつもは営業していない臨時切符売り場が営業して、人がたくさん並んでいました。
もうすぐゴールデンウィークなので、帰省や旅行のために切符を可買おうと並んでいる人たちでした。

これまた毎度おなじみ、列車の写真。 昼飯
いつもながら同じ写真を撮影するかえる君、いつ撮っても瀋陽行きは同じ電車です。
今回は4時間の旅ながら、ハードベッドで行くことにしました。座りながら行くのと、寝転がりながらいくのでは、疲労度が全然違います。
右の写真は今日のお昼ご飯です。カップラーメンと味付け卵、缶コーヒーを買い込んで乗り込みました。

瀋陽駅!
電車は定刻どおり17時に瀋陽北駅に到着しました。
この後、ネットカフェに行って名古屋鯨八戦の勝利を確認してから夜ご飯を食べに向かいました。

老辺餃子館 祝杯だ〜♪
瀋陽といえば、「老辺餃子館」。餃子の老舗で、実は大連の家の近くにもあるのですが、ここが本店です。
餃子とビールで祝杯を挙げて、明日に備えることにしました。

桃の木でした 桃の花きれいです
次の日、通りを歩いていると、ピンク色の花がいたるところで花開いていました。近づいてみてみると、サクラではありません。
近くに居たおじさんに、「この咲いている花はナンですか」って聞いたら、「桃の花だよ。今が一番きれいなんだ」って教えてくれました。
おじさんに不審がられないように、離れた樹で写真を撮る礼儀正しいかえる君でした。

放水車
しばらく行くと、水が空からふってきました。
「ナンだろう?雨でも無いのに」と思ったら、タンク車から大量の水がまかれているのでした。
実はこの日は非常に乾燥して砂ぼこりが酷かったのですが、このクルマが通り過ぎた後は空気が綺麗になっていました。
でもこのクルマの後ろを走っていたバスはびしょぬれになっていました。

さて、大事なことを忘れていました。そう、実徳の球迷たちに連絡をするのを忘れていたのです。
隊長のメールに「今、瀋陽にいるんだけど」ってメールを出したら、即座に
「午後到着して、瀋陽の球迷とサッカーしてるから合流しなさい」
という指令が来て、その後「五区 二階 甲票」と買う切符の指示まで来てしまいました。

スタジアムに到着!
瀋陽金徳のホームスタジアムは、五里河金徳体育場というスタジアムです。
実は中国代表が2002年日韓ワールドカップの出場を勝ち取ったスタジアムが、このスタジアムなのでした。

なんだこの太鼓は!!! 球迷のサッカー
スタジアムの周りを散策していると、何やら大型のトラックが来ていて、何やら運び込んでいます。見に行くと、大量の太鼓やダンマクや旗を持ち込んでいるのでした。しかも持ち込んでいる人が来ている服を見ると「金徳管業」、つまりオーナーチームの社員が動員はおろか応援の準備までしているのでした。
そしてしばらく行くと、実徳の球迷と金徳の球迷がサッカーをしていました。ここで、みんなと合流することができました。
「お、来たの?久しぶりじゃん」「水曜(ACL)は来るの?」と気さくに声を掛けてくれるのが嬉しいです。

やっと中に入ったと思ったら…
みんなと合流して会場に入ろうとするのですが、ここから始まります。

「アウェイの洗礼」。

まずは、入り口での入場拒否から始まります。なにやら「リーダーが居なきゃ入れさせん」とか言い出して、リーダーが来ても「一人一枚チケットをもっているか分からないから入れさせない」とかむちゃくちゃなことを言っています。なんとか交渉して入ろうとするものの、「太鼓やダンマクはいかん」とか言い出します。実徳の球迷は即行で金徳球迷に太鼓やダンマクを託して、なんとか入場に成功しました。

入場すると、係員らしき人がダンマクを没収しようとして何やら言ってきます。さすがに実徳球迷も切れて、つっかかっていきます。
みんなで係員を足止めして、なんとかダンマクも会場に持ち込むことが出来ました。

今日はなんとか試合前のアップから観ることが出来ましたが、アウェイはいつも大変です。

試合前に運び込まれた120個ほどの太鼓を向かい側の席で叩いているにも関わらず、試合開始前に、太鼓はいかんとか言ってきます。本当にむちゃくちゃです。


試合は先制されるものの、前半の内にPKで1点返し、後半早々に追加して逃げ切りモードかと思われた後半40分すぎ、相手のセットプレーがネットを揺らすも、オフサイドの判定を受けて、逆に相手にスイッチが入ってしまい、2分間で2失点、まさかの逆転負けを喫してしまいました。最後の方がボールボーイはボールを渡さないなどの妨害もあり、実徳のスタッフもかなりイライラした試合でした。しかも、ボールボーイは試合終了と同時に実徳の球迷に対して中指を立てて笑いながら走っていったのが本当にむかつきました。

■瀋陽金徳 3-2 大連実徳

残念ながら負けてしまいました
試合終了後はいつもの歌を歌いながら、選手を応援していました。女の子はみんな泣いていました。
かえる君は「どこかでこんなことがあったなー」と2003年の夏に仙台で起きた悲劇を思い出していました。

「じゃ、また水曜日!」
「じゃ、水曜日!」

自分達でバスを仕立ててきた球迷とはスタジアムでお別れです。
休むまもなく、ACLが明々後日に迫っています。
仕事は速めに切り上げて、スタジアムに向かうことにしましょう。

双方のチームと球迷にとっていい思い出になるゲームになりますように。

投稿者 しん : 2006年04月23日 23:59 | [ カテゴリ : サッカー , 中国 ]

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コメント

今日発売のサカダイに大連実徳の監督インタビューが載ってるよ。

投稿者 は : 2006年05月09日 10:16