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2007年09月07日

撫順に行って炭鉱を見てきたよ!

仕事の関係で、日曜午前中に瀋陽にいなければならなくなりました。それならば、前日から移動して、ちょっと周辺を観光してから瀋陽に行くことにしました。

今回の目的地は、「撫順」という街で、瀋陽からはバスで1時間半くらいのところにあります。この街は、石炭の露天掘りで有名な所で、一般的な坑道を掘って鉱脈を探す方法ではなく、そのままザクザク掘れば石炭が出てくるという、珍しい炭鉱とのことです。もちろん、日本統治時代は、按山の鉄鋼とともに、満鉄の経営を支えたところです。

いつもの大連駅前
大連駅前から撫順までは、直通バスが出ています。所要時間はだいたい5時間くらいです。

撫順につきました
撫順の駅前に到着しました。こぢんまりとしていて、かわいい駅です。
駅前で荷物を預けて、観光に行くことにしました。

石炭の露天掘りをしている「西露天鉱」までは、駅前から「6番」のバスに乗り、「栗子溝」という停留所まで行きます。

西露天鉱です。
停留所で降りると、もうすぐそこから炭鉱を見ることができます。
長い年月をかけて掘り進んだのでしょう、ものすごい広さで、石炭運搬用の線路がたくさん走っています。

栗子溝駅です。 5.煙が見えるぞー。
すぐ横にある「栗子溝駅」に上がってみました。この駅は普通の国鉄の駅ではなく、石炭運搬用の駅のようです。と思っていると、汽笛の音がして、何やら煙が見えてきました。

怪しい雰囲気がしたので、ダッシュで行ってみると・・・
やって来たのは・・・ SL付きでした!
なんと、石炭運搬用にSLが使われていました!
先頭車と貨車の間に挟まれる形でSLが走って行きました。
ちょっとシャッターチャンスは逃してしまったのですが、思わぬところで実際に使われているSLが見ることができてよかったです。

SL現役で走ってます。
もうすこし(2〜3時間くらい)北のほうにいくと、まだ、旅客用に使われているところがあるというので、機会があったら、そこも訪問してみたいと思います。

撫順の繁華街
一旦、町中に戻って、お昼を食べました。中国の地方都市の繁華街って、どこもこんな感じなんですよね。

撫順戦犯管理所 玄関です。
その後、「撫順戦犯管理所」の見学に行きました。これは戦後、満州国や国民党にかかわった人の収容、再教育が行われたところで、ラストエンペラー・溥儀もここに収容されていました。

溥儀とかの写真 足が写っちゃった。
展示は写真を中心にかなり充実していました。
左の写真の左上が溥儀の写真、その他満州国関係の人が映っています。
右の写真は溥儀の着ていた服を撮ったつもりが、自分の影が反射してしまいました。

南部式のピストル
南部式の拳銃ですね。高校の頃、この形のエアガンで遊んでいた記憶があります。

床屋さん 溥儀の部屋
当時の散髪所や溥儀の部屋なんかもそのまま保存されています。
その外に病室とかお風呂とかもありました。

映写室
これは、集会所兼映写室です。日本の映画なんかも上映していたみたいです。

見張り台を裏から見ると
中庭に出て、正面の見張り台を裏から撮った写真です。
わかりにくいのですが、見張り台の横に実は小さな見張り台があって、そちらの中には人がいました。
なにかなーと思ったら、現役の刑務所でした(さすがに撮影はできませんでした)。

雷鋒号 瀋陽駅に着きました
夕方になったので、バスで瀋陽へ向かいました。「雷鋒号」というバスが、瀋陽駅に向かって10分おきに出ています。「雷鋒」は解放軍の兵士で、この撫順で殉職(電柱を輸送中のトラックを建て直している時か何かに頭を強く打って死亡)したとのことで、この名前がバスにもつけられているのでしょう。ちなみに、撫順の体育場は「雷鋒体育場」です。1時間くらいで、瀋陽駅に到着しました。最近は瀋陽北駅ばかり使っていたので、久しぶりの瀋陽駅でした。

瀋陽故宮です
次の日、会社の人と瀋陽故宮に行きました。涼しい夕方で人も少なかったので、ゆっくり見学することができました。
瀋陽故宮はいつもどおりでした。
瀋陽ももう見るところがないんだよなー。早く鉄道博物館がちゃんと営業してくれないかなー

投稿者 しん : 2007年09月07日 16:47 | [ カテゴリ : 中国 ]

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コメント

雷鋒体育場ですか。自分も大連実徳の応援に行きました。その時は瀋陽からバスで途中まで行き、タクシーに乗り換えていきました。これは家族旅行でした。
撫順の炭坑や戦犯収容所、へいちょうさんは仕事で自分だけ行きました。今となっては懐かしいです。
自分は大連駐在中、日本に帰れない分、シンガポールや香港、マレーシアへばかり行ってました。もう少し中国国内を廻れば良かったと後悔しています。

投稿者 ホーリーくん : 2007年09月10日 21:30

雷鋒体育場ということは、「遼寧隊」の試合ですね。
「遼寧隊」は今年は、遼寧省の錦州体育場で試合をしています。
まさに流浪のサッカーチームですね。
中国地方都市は家族連れだと、ホテルや食べ物の手配が厳しいですよね。

あ、あと人民路近くの「吹雪」はまだありましたよ。

投稿者 かえる : 2007年09月13日 12:03