« 2008年 中超も開幕したよ! | Main | 旅順に行ってきたよ! »
2008年04月08日
涿県楼桑村に行ってきたよ
こんにちは、かえるです。
3連休で北京にきたのは、マンゴープリンが目的なわけではありません。
河北省の涿州という町(村?)を訪問してきました。
この町は、北京近郊の一地方都市なんですが、一部の人(かえる君含む)にはとても重要な場所なのです。
吉川栄治の小説、横山光輝の漫画、川本喜八郎の人形劇でお馴染みの「三国志演義」の最初の場面・「桃園の誓い」の舞台であり、劉備玄徳・張飛翼徳の出身地でもある、「涿県楼桑村」なのです。
ちょうど三連休で桃の季節だし、行ってみるか!ということで、会社の人を誘って行って来ました。
涿州へは北京市街地から約1時間半で到着します。
今回は車をチャーターして行ったのでラクチンでした。
涿州に到着すると、「天下第一州」と書かれた大きな門が出迎えてくれます。
余談ですが、中国にはよく「天下第一○○」というのがあります。これまでに、
・天下第一関
・天下第一楼
・天下第一橋
を見ました。他にはどんな天下第一があるんでしょうか?
さて、張飛を祀った廟「張桓侯廟」を見に行きます。
幹線道路からちょっと入った畑の中に廟がありました。
中には張飛の像や明・清時代の石碑が立っています。
正面の廟の中にも、張飛の像が飾られています。
力自慢の張飛らしく、ギョロ目で筋肉モリモリの像です。
その他にも掛け軸や張飛のエピソードの壁画などがある建物もあってなかなか楽しめます。
敷地の中に、張飛が肉を隠したエピソードに出てくる井戸が残っていました。
また、「桃園の誓い(桃園三結義)」の劉備・関羽・張飛の像も飾られています。
なかなか豪快な像ですね。
近くに書かれていた壁画、張飛の手ぬぐいに「張」マークが書かれているのがオシャレです。
そういえば、中にいた管理人(?)のおじさんが営業熱心で線香を勧めてきたのが印象的でした。
張飛廟を後にして、「三義宮」に向かいました。
「三義宮」は劉備・関羽・張飛の三人を祀った廟ですが、遺跡というのではなく、後に建てられたものです。
建物がいくつか建っているのですが、似た様なテイストの像が「コレでもか!」と並んでいます。
劉備の奥さん2人や子供の劉禅(成都の武候伺には祀られていない)の像があったのが少し珍しかったです。
次に向かったのは「劉備故里」です。
元は村の名前のもとになった桑の大木などもあったとのことですが、現在では畑の中に石碑が残っているだけです。
石碑が残っているだけなためか、なかなか見つけにくい奥まったところにあって、運転手も村人に聞きまくってようやく到着しました。
その後、町の中心部に戻って、お昼を食べることにしました。
町のメインストリートは「鼓楼大街」という通りです。
実際にお昼を食べたのはその名も「桃園酒店」です。
レストランもありますが、泊まることもできます。
ご飯を食べたあと、ちょっと散策したのですが、なかなか趣のある建物やこれまた石像が立ち並んでいました。
宿泊エリアには宿泊客ではないので入れてもらえませんでした。
見所はこれで殆ど終わりです。
帰る途中に中央電視台の撮影基地に立ち寄りました。
ここはテレビ・映画撮影用のお城や町並みのセットがあるところで、太秦の映画村って感じでしょうか?
だだっ広い敷地内に見所が点在しているので、ガイド付き電動カーに乗っていけ、とさかんに勧誘されましたが、河北訛りの早口で説明されてもどうせ分からないので、値段も聞かずにスルー。
城といっても、撮影用セットなのでようするに門だけ。
かえる君は曹操が建てた銅雀台の前で記念撮影。
案内図に「桃園」とあったので行ってみたかったんですが、なぜか立入禁止でした。
撮影基地を後にして、一路北京に帰りました。
かえる君は、念願の楼桑村に来ることが出来て大満足でした。
投稿者 しん : 2008年04月08日 21:35 | [ カテゴリ : 中国 ]
トラックバック
※現在、スパム対策のため記事へのリンクがないトラックバックを禁止しています。スミマセン。
このエントリーのトラックバックURL:
http://panspo.s101.xrea.com/blog/mt-tb.cgi/288