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2008年10月22日

荊州古城と赤壁に行ってきたよ

三峡ダムを見学した後は一路バスで宜昌市内へ。ここまでが船会社手配の三峡遊覧ツアーです。

さて、三峡下りはこれで終了ですが、ここまで行ってそのまま帰るのはもったいない!
と、いつものビンボー根性で三国志関係の名所古跡へ行ってきました。

旅行会社で手配した車で向かったのは、荊州古城。
荊州は昔から交通の要衝で、三国時代にも曹操・孫権・劉備が取り合い、一時期関羽が守っていました。
今ある城壁は明代のもので、今は10.8キロ(だったかな?)残されているそうです。
中国の古城はほとんどが文革で破壊され、荊州も完全な状態で残されてるのは東門だけだそうです。
荊州古城

城壁の上には、三国志の登場人物の像が点々としていました。こちらは超雲像。
超雲

楼閣内には5人勢ぞろいの結構立派な銅像。
一番手前が劉備、その隣が諸葛亮孔明、後列左から張飛、関羽、超雲です。
勢ぞろいです

楼閣の上に登ると、模型がありました。
おっと、反射が…

その周りはお土産売店でしたが、関羽グッズばかりでした。


荊州をあとにして、この日は武漢で宿泊。

翌日は武漢から日帰りで赤壁に行きました。

おぉ、高速の赤壁パーキングです!!寄ってませんが…。
赤壁パーキング

高速を降りてちょっとした市街地(?)を抜けると、
「三国赤壁古戦場歓迎您」の横幕!!
荊州古城

盛り上がってまいりましたぁ〜

入り口は立派な門になってます。
赤壁古戦場入り口

かえる君、胸の高鳴りを押さえられませんが、実はショートカットのため、横の通用門から入場したのでした。残念。

中に入ると、いろいろなオブジェの大行進です。
聞いてみると、今年テーマパークとして整備したらしく、新しいものがすごく増えたとのこと。

なんかのオブジェ
このオブジェも新しく作られたとのこと。
格好いいのですが、池がちょっと浅くて汚いです。

結構アップダウンのある道を登っていくと、諸葛亮孔明にちなんだ(?)アトラクションがありました。

一つ目は「諸葛亮八卦陣」
諸葛亮八卦陣
いわゆる三国演義の陸遜を困らせた「八陣石磧」からヒントを得た巨大(?)迷路ですね。
時間に余裕があったら挑戦してみたかったです。

諸葛連弩

看板だけですが、「諸葛連弩」
孔明が改良した連射式の弓ですね。
ま、アーチェリーで的にたくさん当たったら商品がもらえるというものです。
これも時間がなくて割愛、また次の機会に。

なんだかモヤっててよく分かりませんが…

ちょっと高台になっているところからパチリ。
後ろに見えるのは長江です。

しばらく行くと、周瑜の石像が立っていました。
やはりここは呉の勢力内なので、三国志のヒーローといえば周瑜のようです。
やはりメインは周瑜

そしてついに、本物の赤壁に到着!
おぉっ、これが長年夢見てきた赤壁かー…。三国志にハマってた中学生の頃には、まさか自分が赤壁を訪れるなんて、思いもしませんでした。人生何が起こるかわからないものです。
ちなみに、今赤い字で見えるのは民国時代に書かれた2代目のもので、初代は唐代に書かれたそうです。赤い字の隣にうっすらと見えます。
まあホンモノって言っても、ホンモノなのは壁本体であって、文字は後の世に書かれたものなんですけどね。
感動のあまりウルウルするかえる君 文字部分の拡大画像

続いて、赤壁大戦陳列館へ。
赤壁大戦陳列館

ここに展示されてるもののほとんどが最近作られた像とか再現ですが、なかなか面白かったです。
孫権の膝に座れます。なんか目線入ってますけど… 諸葛孔明の指揮車にも乗れます。後ろに写ってるのは別の観光客。

続いて、諸葛孔明が絶体絶命のピンチになって東風を呼んだ(実際は、気象情報を熟知していて、その日に東風が吹くことを知っていた)という拝風台と東風閣です。
拝風台 東風閣

中にはなかなか立派な浮き彫りや木像などがありました。
しかし、三国志関係の像って中国に来てから何体位みたのかな?
これまた立派な像 この絵もなかなか立派でした

そんなこんなで赤壁観光も終わり、車で武漢市内へ戻りました。


ーオマケその1ー
ホテルに帰る前に、武漢で外すことのできない「黄鶴楼」を観光しました。

長江のほとりに立つ黄鶴楼はその美しさから多くの漢詩に詠まれています。
「黄鶴楼にて猛浩然の広陵にゆくを送る」などを高校の漢詩の時間に習ったような記憶があります。
余談ですが、実はかえる君は中学高校の頃、漢文が一番得意でした。
中国四大名楼の一つです

もとは呉の孫権が立てた要塞が始まりとのことですが、各時代に破壊、再建されて、現在のものは1985年に清の時代のものを模して作られたとのことです。
エレベータで上に上がると長江と長江大橋を望むことができます。

黄鶴楼より長江の眺め

ーオマケその2ー
最後に武昌起義軍政府跡でパチリ

武昌起義軍政府跡

孫文が辛亥革命を始めたところですね。
ちょうどこの日が建国記念日だったので、赤い色の晴天白日旗がたくさん揚がっていました。

投稿者 しん : 2008年10月22日 22:02 | [ カテゴリ : 中国 ]

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