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2009年03月05日
九・一八歴史博物館に行ってきたよ
先週、瀋陽に出張で行った際に、九・一八歴史博物館に行ってきました。
ここは満州事変の際に、関東軍が満鉄の線路を爆破した地点です。
ここでの事件をきっかけに、泥沼の日中戦争へ突入していくことになります。
これは以前のメインの建物です。
カレンダー型の印象的な建物ですね。
瀋陽は気温が低いので、一度降った雪がなかなかとけません。
今は期間展に使用されているようで、「ゲシュタポの罪行展」をやっていました。
ゲシュタポを漢字で書くと「蓋世太保」になるんですね。
中にはヒトラーやゲーリングやその他の写真がたくさん展示されていました。
後ろの博物館が現在のメイン展示エリアになっています。
入口の題字は江沢民さんですね。
中は当時の写真資料、再現シーンなど盛りだくさんです。
「愛国教育基地」らしく、かなり力の入った展示になっています。
ちなみに入場料は無料でした。（ゲシュタポ展は３元）
相棒のかえる君がいなかったのと、平日の午前中ながら人が結構多かったので、館内の写真は無しです。
出口を出たところにまた江沢民さんの書がありました。
「勿忘”九・一八”」「九・一八を忘れるな！」
江沢民さんは書道が好きみたいで、結構いろんなところで見かけます。
館外に倒れた石碑が２つ並んでいます。
この石碑も意味のあるもので、右側が満州事変を記念して関東軍が建てた石碑です。
左側は別の奉天神社の忠魂碑で日露戦争から満州事変までの戦没者の鎮魂碑とのことです。
昭和７年の記載が見えますね。
引き倒された記念碑を見ていると、中国の新幹線・和偕号が通り過ぎて行きました。
満鉄のあじあ号等が走り、日本、ロシア、中国が利権を奪い合った線路を新幹線が走っているのを見ると、感慨にふけりたい気分でしたが、次の仕事があるので早々に引き揚げました。
投稿者 しん : 2009年03月05日 22:22 | [ カテゴリ : 中国 ]
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