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2009年09月21日
子パンダのシルクロード河西回廊旅行・敦煌後編
前編からのつづきです。
朝っぱらから動き回っても、これだけ見て回るとさすがに昼はとうに過ぎ、もう観光には向かない時間帯。
しかも食料は果物とクラッカーだけだったので、空腹で一歩も歩きたくなーい!全員一致で、そのまま適当なレストランに直行。
一応お腹を満たして、ホテルに戻り全員で昼寝。
普段はベッドの上で素直に昼寝なんてしない子パンダも、この日ばかりは若干抵抗しつつバタンキューでしたzzz
さて、夕方若干涼しくなったところで、再びレッツらゴー!
向かったのは、敦煌市街地から車で5分ほどの近くにある砂の砂漠、鳴沙山。
この辺りの砂漠は、ゴビ灘といって硬い土の上に小石がゴロゴロして乾燥に強い低木がまばらに生えているところがほとんどで、いわゆる”砂漠”なイメージとはちょっと違うのです。
が、ここは見渡す限りの砂の上をラクダに乗った隊商が行く、まさにシルクロードっぽい雰囲気が手軽に味わえます。
砂遊び大好きな子パンダは、「巨大な砂場だ!」とばかりに、もう大大大ッ興奮!
入り口入ってすぐのところで、すでに砂に埋もれていました。
今回パンダちゃんがとーっても楽しみにしていたのが、ラクダに乗る体験。
さー、あれに乗るぞー!
砂遊びに夢中になっていた子パンダも、ラクダに乗るよ!と言ったら、急いでついていました。
ラクダにいざ乗ってみると、急に視線が高くなって、気性は大人しいし調教されてるしで、全然怖いことはなく、むしろ快適。
子パンダも、ちょっと怖がるかな?と思ったけど、全然怖がることなくかえる君と一緒に跨って乗れました。
ラクダ同士を綱で前後につなげているので、歩きながらの撮影はこんなお尻しか撮れませんでした(^^;)
ラクダ体験は、決まったルートを歩いて、途中で休憩をはさみ小1時間くらいでしょうか。
途中の休憩地点では、砂山を滑り降りるアトラクションとかが、もちろん別料金でやってました。
そんな人工物を視界の外に置いて、見渡す限りの砂を見てるだけで、なんとも雄大な気分に浸れます。
次の休憩地点は、月牙泉。
砂漠の中にできた月の形の泉で、ここはどんな天候でも一度も水が枯れたことがないとか。
月牙泉のほとりに楼閣も建っていて、これまた雰囲気バッチリ。まあ遠目に見たら、単なる売店ぽかったけど。
月牙泉の周囲には転落防止柵ができていて、これまた近寄るとあまり写真栄えはしません(´д`;)
といっても、子パンダがこんなでその場から全然動こうとしないので、楼閣には登りませんでした。
砂で遊ぶ子パンダを尻目に、パンダちゃんとかえる君は、砂の上に座り込んで時の経つのも忘れそうでした。
実際、ふと気がついたらもう日はとっぷり暮れて、真っ暗。
名残惜しむ子パンダをなんとか引きずって、そこから出口まではカートに乗って帰りました。
そして翌日は、敦煌観光の目玉、莫高窟へ。
「砂漠の大画廊」と呼ばれ、大規模な石窟の中に壁画や石仏がたくさんあります。
日本語ガイドがいるらしいのですが、いつ行けば日本語ガイド付きで見れるのかが不明のため、やはり早めに出発。
手持ちの本では早いもん勝ち的な書き方でしたが、システムが変わっていたようで決まった時間に始まるとのこと。
私たちは朝早めに出たので10時のに参加できましたが、次は14時だかずっと後だったので、ラッキーでした。
中はもちろん撮影禁止。柵の外からのみ写真が撮れます。
500近い石窟のうち、公開されているのは一部で、通常は鍵がかかっています。
しかもガイドが石窟の鍵を持っており、ガイドが選んだ石窟しか見れないので、どれを見れるかは、運次第。
それとは別に、私は日本語ガイドの説明も聞きつつ、次のに移動する間にちょうど開いてた石窟も勝手に見学してました。
そのときは、いちいち「おぉ」と感動して見てましたが、後で確認してみたら、結局どれをみたのか分からなくなってしまった…
ま、仏教美術を専門に研究してるわけでもないからいいんだけどサ。
もちろん、敦煌文書で有名な第17窟(蔵経洞)とかは、必ず見学できます。
第17窟というのは、大きな第16窟に向かう通路の脇に開削された小部屋で、思ってた以上に本当に小さかった。
ここに、膨大な量の経典などの文書が、棚とかに整理されるでもなく雑然と積み上げられていたそうです。
この第16窟の前に莫高窟陳列館があって、絶対にマトモな写真が撮れないようになってました。
ガイドツアーは、約1時間で終了。
パンダちゃんはそれなりに堪能しましたが、かえる君は大人しくついて歩くわけのない子パンダの対応に追われてました。
昔は、石窟はどれも露天で野ざらしだったそうですが、今は保護のため壁を作り門を閉ざしています。
しかし石窟を公開すると、やはり大勢の人が出入りするため、顔料の材質によっては退色は劇的に進むそうです。
今見ると、鉱物で彩色された箇所だけがハッキリ残って、説明がなければ何の絵か全然分からないものもありました。
また、床に陶器のタイルが敷き詰められている石窟もあるのですが、これも見学者が踏んで磨耗し、図案が薄れていました。
まあ当時寄進していた人々も、これだけ多くの人に見られることは想定していなかったことでしょう。
ちなみに、観光用に整備された石窟群のすぐ近くにも、こんなに石窟がたくさん。
これで、観光はすべて終了。
子連れで何かと大変でしたが、中国赴任中にぜひ行きたい場所だったので、なんとか無事行ってこれてよかったです。
オマケで、今回食べたローカルフードを一挙紹介。
というほどローカルフードはあまり食べず、日本食や洋食に逃げてたんですけどね。
その辺のヘンな安食堂じゃ子供が食えん、ていうのは言い訳で、大人もかなり許容範囲が狭くなってきています(汗)
嘉峪関の長距離バスターミナル近くのレストラン。味は可もなく不可もなくだけど、2日連続で行ってしまった。
敦煌名物らしい、鶏湯麺。大人でも結構辛いと思ったのに、子パンダはものともせずにガン食いでびっくり。
敦煌の沙州夜市にあった砂鍋。
砂鍋とは一人前づつ煮込む鍋料理で、具はいろいろ。具材によってはわりとアッサリした味付けで、辛さは各自お好みで調節。
砂鍋だけでは物足りなかったので、豚角煮ミンチバーガー(正式名称不明)を買い食い。
最初、みんなで1つ買ったんだけど、1口食べてその場でもう1つ追加してしまうほど、ツボにはまる美味しさ。
1つ5元だったかな、ちょっと高いかなと思ったけど、結構ボリュームもあり、大満足でした。
一緒に飲んでる茶色の液体は、これまた敦煌名物らしい「杏皮水」という清涼飲料水。
よく冷えたのを売っていて、ほのかに杏の香りがして、結構甘いんだけど暑さに疲れたカラダにしみこむ美味しさでした。
そのほかは、こんな市場で果物を買ってひたすら果物を食べてました。
ハミ瓜が有名だけど、甜瓜という大連では見たことのない瓜が甘くて日本のメロンに近くて、美味しかった。
投稿者 あっこ : 2009年09月21日 23:57 | [ カテゴリ : 中国 ]
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コメント
かえるの親子がウケるね!!
もう結構重そうなおしりしてる…
投稿者 いもうとガエル : 2009年09月24日 12:45
ウケるでしょ。
それで私も載せてみた。
もうかなーり重いよ。
長時間抱っこは、マジ無理。
投稿者 あっこ : 2009年09月24日 21:27