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2009年10月23日

子パンダの河南省旅行・その2

続いて中国三大石窟の1つで世界遺産にもなっている、龍門石窟へ。
ちなみにあとの2つは、この夏に行った敦煌の莫高窟と、大同の雲崗石窟です。
アー!入り口で写真撮るの忘れたw

莫高窟もすごかったけど、ここはここですごかった。
ここにはわずか数センチの小さなものから巨大な石窟まで、大小あわせて何千という窟が開削され、何万体という石仏が彫られています。
莫高窟と異なるのは、ここの石仏はどれも岩を削りだして作られたものだということです。
また、いずれも露天のまま開放されており、かなりの石仏の頭や手などが破壊されていました。
壁画もあったのでしょうが、ハッキリと分かるほど残っているものは、かなり少なかったです。
岩壁に穴がボコボコと。

ある程度の大きさの窟には番号と名前がつけられていますが、いっぱい見すぎて何がなんだか分からなくなりました。
川沿いをずっと行って、一番奥にあるのが、龍門石窟最大規模の窟で、奉先寺と呼ばれています。
奉先寺

則天武后をモデルにしたといわれる廬舎那仏が祭られています。
則天武后に似てる?廬舎那仏 廬舎那仏の左右にいる四天王(だと思う)

ここまででだいたい西山の見学終了。
本当は川をはさんで東側にもあるけど、いっぱい石仏見すぎてお腹いっぱいになってきたので、省略。
奉先寺のあたりから船が出ていたので、それに乗りました。
水上から眺める石窟群もなかなか壮観です。
船上より西山 これは東山

船をおりたところに白園(白居易の墓)があったので、ついでに見ました。
まあここは、龍門石窟のついで、って感じでした。
白居易墓 これは日本人会が立てた石碑

欲張っていろいろ見てたらもう夕方になってしまったので、この日の観光はこれで終了。
翌日午前、関羽の首塚があるという関林廟へ行きました。
ここは洛陽市内からほど近く、しかもホテルの目の前から乗れたので路線バスで行きました。
バスの車内より、関林廟に向かう途中の門 関林廟

関羽のお墓だけに、「忠義」「仁勇」と書かれたのぼり旗がたっています。
関林廟らしい幟

祭られているのは、もちろん関羽。その両脇には、妻子とかの像もありました。
関羽像

ここもお寺みたいに線香をあげるところがあります。
最初、何が気に入らなかったのか不機嫌だった子パンダも、お線香を見たらハッと思い出し、
「線香燃やす、線香燃やす」
と大騒ぎ。
お線香をあげる人々

あまりしつこいので結局中で高いのを買う羽目に。蝋燭と線香3本で40元。これでも一番安いやつ。
まあ関羽のお墓だし、おかげで機嫌が直ってくれたのでよかったけど。
線香をあげる手つきも、すっかり様になっております
線香に火をつけて礼をし、 炉にたてる。

で、こちらが境内の一番奥にある、関羽の首塚。
首塚 なかなか正面からはうまく撮れない

なんかコインを入れる穴が2つ開いていて、右は平安、左は財運が叶う、とかいって、係りの人が隣で小銭に両替しますよーとブースを出していました。
なんか一応みんな各自コインを入れてきました。
子パンダも入れました

境内に、偶然生えたのか、どっかから持ってきたのか分からないけど、三叉になってる木がありました。
劉備・関羽・張飛の義兄弟の契りにちなんでいます。
結儀柏

昨日のタクシーの運ちゃんは、関林廟なんておもしろくない、なんて言ってたけど、なんだかんだで面白かったです。
これで洛陽観光は一応終了。また長距離バスに乗って鄭州へ移動です。
鄭州自体には、見所というほどのところはありませんが、一応市内観光を少し。

商(日本では殷)の時代の城壁後という、商代遺址
城壁というほどの面影は全くなく、なんというか、単なる土手みたいな感じでした。
『歩き方』に老人の憩いの場とあったけど、本当にそのとおりで暇そうな老人がいっぱい集まっていました。
城壁跡っていうか、土手みたい かえる君の向こうで人々が憩ってます

鄭州のシンボルともいえる二七塔
二七ストを記念して建てられたもので、二七ストっていうのは良く知らないけど、鄭州で昔あった中国共産党指導による大規模ストライキとその後の弾圧事件だそうです。街一番の繁華街になっていました。
二七広場に建つ二七塔

以上で、鄭州の市内観光はわずか半日っていうか実質2時間もかからずに終わってしまいました。
つづく。

投稿者 あっこ : 2009年10月23日 23:51 | [ カテゴリ : 中国 ]

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