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2006年05月20日
中超 天津康師傳vs厦門藍獅を見てきたよ!
実はもう先週ですが、5月13日、たまたま仕事の関係で土曜日に天津にいることになったので、天津でちょうど行われていた中超の試合を見に行くことにしました。相手は福建省の厦門のチームです。
まずは、グッズの確認と、状況確認のため、市内にある「民園体育場」に行って見ました。「民園体育場」は天津の街中にある小さな可愛い競技場で、年間2試合くらいしか行われません。しかし、グッズショップが併設されていて、昨年中国赴任の際に中国サッカーグッズ第1号としてレプリカユニを買いました。試合が行われるのは、郊外の開発区にある「泰達(テダ)体育場」です。
まず、体育場に着いてみると、手に切符と食料を買い込んだ球迷達らしき人たちが集まっています。しかしながら時間は10:30、キックオフは15:30、どう見たって早すぎですが、まぎれもなく球迷です。一体全体どういうことでしょう?そしてみんなは競技場の中に入っていくので、それとなく着いていくと、競技場内にバスが止まっていて、みんな乗り込んでいきます。どうやらバスで競技場に向かうようです。
さすがに彼らと競技場に行く訳にも行かないので、球迷から離れて、とりあえずグッズショップに行ってみました。すると、今年作ったと思われる球迷服(ってタグに書いてあった)があり、アウェイ風の白いレプリカだったので、思わず買ってしまいました(140元)。オバサンにイヤーブック(5元)も売りつけられてしまいました。
グッズショップを出ると、実は競技場の周りはダフ屋だらけでした。どうしようかなーとも思ったのですが、スタジアムへの行き方も知りたかったし、券面の値段より安かったので、思わずダフ屋からチケットを買ってしまいました。そして、ダフ屋のおじさんにどこの駅で降りればいいのか聞いてみたところ「洋貨(市場)だよ。その後タクシーね」と言われました。昨日、別の人に聞いた駅とは別の駅でした。(実はそれも違っていたのですが)
一旦ホテルに帰り、一休みしてから出かけました。
まず、目指すのは軽軌の「中山門駅」です。天津の市内と開発区とを結ぶ軽軌鉄道の市内側の始発駅です。市内でもはずれの方にあるのですが、今年中に天津の駅前まで延びるようなので、便利になるでしょう。駅の周りでもダフ屋がチケットを売っていました。
「中山門駅」はすごい人出で、かなり混雑していました。みんなサッカーを見に行くと思うと、かなり天津のサッカー熱もすごいなと思いました。(実はちがったのですが)
切符売り場の駅員さんに「サッカー見に行くんだけど」と言ったら「会展中心までね」と言われました。ここで初めて正解にたどり着きました。
市内から開発区までは30分くらい電車に乗りました。電車の中はかなり混雑していて、ギュウギュウで凄いことになっていたのですが、「洋貨市場」に着くと、半分くらいの人が降りてしまいました。実は、前に行ったことがあるのですが、ここは巨大なニセモノ市場があるとこで、ニセモノ以外にも色々と物価が安いので天津市内からもたくさんの人が買い物をしにきていたのでした。
軽軌が「会展中心駅」に着くと、明らかにサッカーを見に来た人(切符を手に持った人)が降りたので、一緒に降りました。
駅をでると、いきなり馬鹿でかい噴水があって、水がかなり遠くまで水滴が飛んできてます。これにはかえる君もビックリです。
「泰達体育場」は「会展中心駅」から徒歩5分でした。結局ダフ屋のおじさんやその前に聞いた人はみんな間違った情報を教えてくれていたのでした。おそらく、「会展中心駅」は比較的新しい駅で、その存在をみんな知らなかっただけなのでしょう。(多分サッカー見る人しか降りないような気がします。)
「泰達体育場」は小ぢんまりとしたスタジアムですが清潔(これ、重要)です。また、サッカー専用スタジアムなのでピッチが近く(三ツ沢並み)迫力満点で、ウォーミングアップの最中からゴール裏にボールがしょっちゅう飛び込んでいます。大連のスタジアムもこれくらいの大きさと清潔さだといいんですけどね。しかも、電光掲示板が二つあって、壊れていないというのも大きなポイントです(大連のスタジアムの掲示板は前後半と得点しかわからない)。おそらく、北京オリンピックのときにも使われるのでしょう。
スタジアム内を散策してみると、球迷(サポーター)組織が4つくらいあって、ゴール裏、バックの両サイド、メインの一部とに分かれて応援の準備をしていました。それぞれが別々の団体のようです。厦門隊の球迷は探したんですけど、みつかりませんでした。
3時半になり、選手が入場して試合が始まりました。天津隊は白のユニフォーム、厦門隊は赤のユニフォームです。試合開始の直前に球迷が発炎筒に火をつけ、警備員に怒られていました。試合開始後は各所で盛大に点火していたので、おそらく、試合開始前には点火してはいけなかったようです。
試合開始直後、天津はフリーキックのチャンスを得て、それを直接決めて先制します。一斉に炊かれる発炎筒、ピッチがかすんでしまい、観客も「見えねーよ!」とさけんでいますが、かなり嬉しそうです。
その後、厦門隊が1点を返し、天津隊も追加点を入れ、またその直後に厦門隊が追いつくという一進一退の展開が続きます。天津隊が得点をする度にあちこちで発炎筒が焚かれます。一体全体何本持ち込んでいるのでしょうか?そして、天津隊が3点目を入れて、そのまま試合終了。なんとかホームチームが勝って面目を保ったと言った感じの試合でした。
今回のサッカー観戦は特に肩入れしながら見る試合ではなかったので、のんびりサッカー観戦を楽しむことが出来たのがよかったです。お天気もよかったし、スタジアムも清潔で快適でした。9月に大連のアウェイゲームがあるので、そのときには遠征に来ようと思います。天津に出張に来たときにまた時間があったら見に来ようかな?もう迷わずスタジアムにたどり着けるし!
投稿者 しん : 2006年05月20日 23:57 | [ カテゴリ : サッカー , 中国 ]
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