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2013年05月21日
ジェイ・チョウ2013魔天倫世界巡回演唱會
待ちに待ったジェイ3年ぶりのワールドツアーが始まりました!
今回は、台北の会場が確保できなかったとかで、なんと上海はメルセデスベンツアリーナがが封切り!!
ジェイのワールドツアーを台北以外の都市で開始するのは、はじめてだそうです。
今回の上海は3日間、もちろんチケットは、ほぼ完売だったようです。
今回、2日目のチケットをゲット。広告を見てすぐ電話したはずなのに、席は前から10列目、ステージに向かって左側の端っこでした。そして、大陸コンサート恒例の、ステージと観客席の間にやはり10メートル?くらいの緩衝地帯があり、高額なチケットを買ったのにーという気持ちが…でも、豆粒ということはなく、表情も一応それなりに分かる程度の距離でした。
席に着くと、全席にピンクのウレタン蛍光棒がすでに配布されていました(チケットにも各座席に蛍光棒があるから自分で買わないように、との注意書きあり)
一応日本コンサート要求をアピール!!
ワールドツアーの封切りということで、事前情報ゼロで予習ができない!
(といっても、初日の観客が撮った動画が中国の動画サイトにその日のうちにバンバン上がってましたが…)
予備知識がない状態で見たので、舞台セットが変わるたびにドキドキ。ステージ横の大画面で流す映像にもいちいち歓声をあげたり、暗転するたびにため息をついたり、とても、新鮮な気持ちでコンサートにのめりこめました(前回の大連では、あまりに事前情報が多すぎて「あぁ、これね」「これがなくなって代わりにこれが来たのね」みたいな感じだったんで)
最初は、CGを駆使したオープニング映像からつながって『驚嘆号』のMVの中で乗ってた未来の乗り物?みたいな中から登場!上半身は裸体にジャケットを着ただけで、前がはだけて鍛え上げた8つ割れの腹筋が露わになってます。なんか、去年ごろから筋トレ系のニュースが出てましたね。
露出系はこの1曲だけで、ジャケットの下にシャツを着て(残念!)『龍拳』いきなり古いのいきますねー
一旦MCを挟んで『最後的戦役』この曲よくコンサートでやりますね、本人が好きな曲なんでしょうね。
※ネットの動画でちょうどこのMCのとこがあったのでよく聞いたら、「小さい子供もいっぱいいて、家でうちの人が心配するでしょ…昨日は、実は(予定してた演出が)もう終わって、トイレ行って服も着替えたのにまだみんな帰らないから、急いで戻ってきてもう1曲歌ったんだよ。今日もこういう状況になるの?…じゃあちょっと考えるわ」といって、この時点で最後のアンコールを予告していたのでした(という私は、そのときは何の話かよく分かってなかった(´д`;)
ここで一旦暗転し、幕間のピエロみたいな人が出てきてパントマイムとかしてます。超時代の時もそうでしたが、演出に凝りすぎて舞台装置の変更時間とかが長すぎて、この時間が不満。観客は、ただジェイが1曲でも多く、ハコの中とか布の向こう側とか入らないで、生で目の前で歌うのが見たいのに!
そうこうしてる間に、おうち?街並み?のセットが出現してました。ジェイと弾頭(南拳ママ)の掛け合いみたいな合唱(曲不明)、ジェイと袁咏琳Cindyのデュエット(多分、映画『天台』関連の曲)、新アルバムから『比較大的大提琴』をCindyとデュエット、CindyとDarren(浪花兄弟)のデュエット(曲不明)。『大提琴』以外は曲が分からないので、イマイチノリきれず。
一旦ステージは暗くなり、ステージ脇の画面で映画『天台』の予告画像が。よく分からないけど(すいませんあまり予習してなくて)銭湯の話?そして、ミュージカル映画なのかっつーくらいなんか登場人物たちが歌ったり踊ったりしてました。そういう場面を主に編集したのかもしれないけど…。で、その後ステージでさっきのおうちのセットで、映画の中で使われてる曲を2曲。まだ未発表曲ということで、観客も座ってわりと静かに聞いてました。
それに続いて新アルバムから『哪里都是你』これもよく知らなかったけど『天台』関連の曲らしい。この曲のとき雨?のつもりなのか、紙ふぶきが客席に降ってきたんだけど、それがまた歌詞の通り「♪看不清楚(はっきり見えないの意味)〜」つーくらいすごい量でした。
今までのコンサートと比較すると、ここ数年だいぶ映画の方に活動の場をシフトしてきたせいか、まあただ単純にこの夏公開予定のジェイ監督第2作『天台』の宣伝したかったのか、この『天台』に関する演出に結構時間を割いてました。
おうちは撤収してまた幕間の映像を見てるうちに、今度はデジタルの数字を4桁表示するでっかい装置が登場。そして、映画つながりということで、なんとなんと!!『一路向北』『不能説的秘密』が!!!もうこの辺の曲はコンサートでやらないのかな〜と思ってたので、マジでびっくり。それに『一路向北』はとても好きな曲なので、それだけでも失神しそうに感動しました。
そのまま続いて、映画つながりで中盤にもう『ヌンチャク』(グリーンホーネットのエンディングで使われている)まさかもう終わりなはずはなく、でもここでこれ来ちゃっていいの〜?とびっくり。もちろん蛍光棒になってるヌンチャクを観客席に投げてました。このヌンチャクはグリーンホーネットをイメージして緑。
数字のセットを片付けたら、今度は下からグランドピアノがせりあがってきました。今回、すっごい残念だったのが、私はピアノを弾くジェイがとくに好きなのに、グランドピアノの陰に隠れて全然そのお姿が見えなかったこと。高い席なのに…
というわけで、大好物の生ピアノジェイは全然見れず、横の画面をひたすら見てました。ピアノの前に固定されたマイクがすごいピンク(笑)。ピアノが出てくると、ちゃんと曲をやってくれるんだってのが分かるので、安心してそしてじっくり歌の世界に浸れます。演奏したのは、新アルバムから『明明就』。
MCで、
「新曲なのにみんなちゃんと歌えてるね〜(観客:歌えるよー!)、つーかみんな新アルバム買った?(買ったよ!)まあ買わなくてもいいよ、聞いたことがあれば(笑) 次は古い曲だから、絶対聞いたことあるよ、保証する」で、
『擱浅』もちろん観客は大合唱!この曲あまりコンサートでやってなかったと思うんだけど「♪我〜只〜能〜…」のところがすっごい好きなんです。めっちゃ感動。
次のMC
「みんな歌えるね〜、次はちょっと難しいよ」と
『Mine Mine』歌うの難しいって言ったのは、多分台湾語の部分があるからかな?サビのとこを「♪Cuz Baby you are 上海〜」と変えて歌ってました。スクリーンの歌詞にも「上海」って出てて、もちろん観客は大いに盛り上がります。
続いて(MC忘れた)『安静』これもめっちゃ好きな曲で、またまた感動―!1番というか前半はピアノを弾きながら歌い、後半は立ち上がって歌いました。この曲も古いけどコンサートでよく歌う曲ですね。何度聞いても、本当にいい曲です。
ピアノがなくなって、今度はまたセット替え(この時間が長い…)中国風の家みたいな塀みたいなセットが出てきて、今度は中国風3連チャン。新曲『公公偏頭痛』、もはや定番『青花瓷』、新曲『紅尘客桟』。今後、中国風といったらこの辺の曲になるんですかね、個人的には、『青花瓷』より『髪如雪』、『公公』より『本草網目』とかやって欲しいんだけどなー。
また一旦暗転。
次は、何人かコーラスとともに出てきて、アレンジした『水手怕水』これは一部のみ、そして『大笨鐘』これもコーラス風にちょっとアレンジしてたけど、後ろのスクリーンで鐘の絵だったから、すぐ分かりました♪この衣装のシャツがすっごいピンク(笑)客席に配られた蛍光棒といい、このコンサートのテーマカラーはピンクみたいです。
その後ギター持って座って、古い曲行くよ、みたいな感じで、古典(?)メドレー
『彩虹〜軌跡〜牛仔很忙〜星晴〜回到過去〜完美主義〜ジャック叔叔〜晴天』
どれも観客全員で大合唱。
とくに『完美主義』のスキャットっていうか「♪周杰倫 周杰倫 周杰倫 …」の部分の合唱が笑えた。この人数で名前連呼の大合唱!プププ
あ、そうそう、ネットの動画サイトで見てたら「串焼」っていうタイトルの動画がいっぱいあがってて何だろうと思ったら、メドレーのことみたい。最近の言い方なんですかね、面白いね。
ここで、一応の〆みたいな感じで「ありがとう〜」とか言って引いてったけど、これで終わるわけがない!
もちろん観客は誰も帰らず、アンコール!
つーか、向こうももちろんそのつもりで用意してて、スクリーンに「次の曲の演出効果を最大にするために観客席の光るものは全部消してください」と表示され、ステージ上にオープニング時と同じ巨大な薄い布が現れました。みんなおとなしく蛍光棒やら電光掲示板やら消します。
新曲『手語』曲が流れながら、この布をスクリーンにして用意されていた映像(ジェイのダンスなど)を映したり、後ろからライトを当てて本人が布の後ろで歌ったり、を交互に繰り返してます。舞台効果としては面白いけど、やっぱり生を見に来たんだから、生でずっと出て歌って欲しいのよぉ。それに、音と映像が流れて本人見えないときって、ホントに歌ってるの?テープじゃない?とか思っちゃうし。
※ あとでネットの動画で確認したけど、やっぱ最初の方は全て映像とテープだったみたい(ーー;)
『手語』の途中から布を取り去り、次はこれまた定番『開不了口』結局古い歌がやっぱり盛り上がるんだよねー。でもホントこの曲も好きな曲です。
次、一旦ジェイが下がったと思ったら、すっごいセンスのアロハ?に着替えて新曲『ウクレレ』そして、会場内に巨大バルーンが投入され、内場の客の頭上をボンボン転がってました。
これで本当に終わり!とかいって舞台上から人がいなくなりましたが、観客はまだ帰りません。
で、ステージ衣装というより私服っぽい(といってもジェイ的な意味で…)で再度登場、「みんな帰りたくないでしょ?じゃあまたなんかやるか(好!)昨日も来た人いる?(有!)今日また来て何やってんの?笑 毎日来てくれる歌迷朋友もいるから、毎日同じじゃ面白くないでしょ」とかなんとかいって、後ろでキーボード引いてた人を連れてきて紹介。あ、この前に、左右の靴ひもが結ばれてて歩けないどうなってるんだ、とか言って「この老師はなんでもできるんだよ、すごいんだよ。なんか歌ってみて」とか紹介してるうちにほどけてたっつー小ネタのマジックやってました。で、この人が『龍圏風』をアカペラで歌い始め、観客もおーとか言ってたんだけど、「はい、まあ毎日同じじゃ面白くないから」と、この余興はこれでおしまい。
ゲストのCindyが再び登場し、『屋頂』のデュエット。この曲は、ジェイの曲じゃないんだけど、温崗という台湾の女性歌手とよくデュエットしてる曲で(って私もネットで見たことあるだけなんだけども)、めっちゃ好听なデュエット曲です。最後はCindyと手をつないで合唱。羨ましー。
この余韻に浸ってる間にステージの二人は姿を消し、今度は本当に場内が完全に明るくなって2時間のコンサートが終了したのでした。
後でネットで知ったけど、初日は用意されてたセットリストも違ったみたいだけど、終了後に観客が20分以上も帰らず、なんとありえないことにジェイが本当に再び登場して、なんとなんと『七里香』を歌ったらしい!!!!!!!!!!!会場の使用契約に違反したせいでジェイは多額の罰金を払うことになったとか…。で、それを知ってか知らずか観客が20分くらいやはり帰らずジェイの名前を呼び続けてたけど、今回はもう出てこなくて落胆したらしい。私たちは、前日のことももちろん知らず、また帰路の混雑と交通手段を心配してすぐ帰りましたが、もし登場してたらこれまた大変なことになってたでしょうね!しかも、今後のワールドツアーでどこの会場でも20分待つのが当たり前みたいになるとか!?まあそれはそれとして、『七里香』は聞きたかった。3日目はなんとその場で客席からのリクエストで、上海ならではの曲『上海一九四三』とかやったみたいで、ジェイがいつも言ってる「毎天不一様」で3日間通った歌迷朋友が羨ましいです。
全体的な感想としては、超時代のときに比べて衣装のゴテゴテしさが減ったのと、頭がトサカってないせいで、前のコンサートとはだいぶ違う印象を受けました。まあこれはこれでよかったけど、超時代コンサートのジェイは本当にかっこよかったなぁ〜(しみじみ)。そして何回も書いてるけど、舞台効果に凝りすぎずに原点回帰で、歌を中心にやって欲しい、セットの中に隠れないで2時間めいっぱい観客の前で歌って欲しい、それに尽きます。
ま、会場が大きくなってしまって、後ろの方の席だと本当に豆粒より小さい点みたいなもんだし、一人の歌手としてただ歌うより、いろいろ見せたい、舞台として新しい表現方法にチャレンジしたい、ということなんでしょう。それにしても、ワールドツアーの始まったばかりということで、各地を転々としていく中でこれからまたセットリストも徐々に変えていくでしょうし、もっと磨かれて充実したものになっていくことでしょう。あぁ、本場台北のコンサートに行ってみたいです。
いろいろ書いたけど、でもやっぱり生でジェイの歌声を聴けて、本当に感動。中国での生活のいろいろなことが脳裏に浮かび、胸がいっぱいになりました。中国に来ていろいろあったけど、ジェイの歌と出会えて本当によかったです。(涙)
以上、本文中のMCその他と以下のセットリストは私のうろ覚えです。
<2日目セットリスト>
驚嘆号
龍拳
最後的戦役
>
? 弾頭と合唱
? Cindyと合唱
比較大的大提琴 with 袁咏琳Cindy
? CindyとDarren(浪花兄弟)デュエット
※映画『天台』予告VCR
『天台』挿入曲1
『天台』挿入曲2
この辺だいたいCindyと合唱
哪里都是你
>
一路向北
不能説的秘密
双截根
>
明明就
擱浅
Mine Mine
安静
>
公公偏頭痛
青花瓷
紅塵客桟
>
水手怕水
大笨鐘
メドレー:彩虹〜軌跡〜牛仔很忙〜星晴〜回到過去〜完美主義〜喬克叔叔
晴天
>
手語
開不了口
烏克麗麗
>
龍巻風(キーボードの先生がアカペラで一部)
屋頂 with Cindy
(撮影:かえる)
投稿者 あっこ : 2013年05月21日 19:00 | [ カテゴリ : 演唱会 , 中国 ]
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